花鳥雪岩

花も鳥も雪も岩も風流で美しい。

屋久島フリーウェイ

 

モッチョム岳 屋久島フリーウェイ(12ps,10d)

 

屋久島の本来の目的はここ。

スラブ主体12ピッチの贅沢マルチルート!

 

 

 

 

 

 

 

 

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トポはこちら

 

 

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ネットの記録では、時間切れで敗退しているパーティも。

それだけは避けたいと、入念に下調べ。

 

 

私もpataもスラブ登りには慣れていない。

唯一馴染みのあるスラブ、赤岩「なめこスラブ」は10a?なのに難しいし、

今回はどうなることかしら?

 

 

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夜明け前にとりつく。

とりつきまでのアプローチはピンクテープをたどった。

油断するとピンクテープを見失う。

屋久島の樹海で迷子になりたくない。

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1p目5.7 私リード ここは簡単なので、暗くてもラテルネで照らせば大丈夫。

 

今回リードは奇数ピッチ:私 偶数ピッチ:pata でつるべで登る。

 

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明るくなるのを少し待ってから

2p目 10dの核心ピッチ。

難しい。

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3p目10c コーナーでステミング。

出だしちょっと悪いけどガバに手が届いたら勝ち。 

背負っているのは秀バッグ。いつも一緒よ。

 

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4p目はブッシュに突入して立木でビレー。

 

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5p目10a 唯一のクラックパート 

クラック登りは一瞬だけどしっかりジャミングした。

キャメ3番を1個使う。

水が滴りクラック内はグチョグチョ、奮闘的。

登ったあとは爽快な気分。

私、クラックのほうが好きかもしれない。

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たぶん5ピッチ目終了点

ここはテラス。

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少しずつ上ってきた

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6p目5.9 左上してスカイラインに出る。

高度感がきもちいいの。



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7p目は10cで気持ちの良いルート。(だったはず。)

実はあんまり記憶に残っていない。

 

8p目もあまり記憶に残っていない。

 

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9p目10a ここは本当にきれいなスラブ。

テンションあがる!!

奇数ピッチリードでラッキー☆なんて思った。

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10p目10cのフォロー 

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↑この写真はどこか覚えていない。

 

11p目5.7ははっきりしない。適当に右上すれば終了点が見つかった。

 

 

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ここはスラブの大海原!   

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最後の12p目5.9

5.9でも疲れてて難しく感じた。

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ピーク! 夏道で登ってきたお兄さんたちと。楽しげ。

 

 

 

 

今回はスピード重視でフォローはA0しながら登った。

2p目でpataさんが足を滑らせ、惜しくもOSを逃したけど、

それ以外は2人とも各自のリードをOS。

今の自分に丁度いいグレードだった。

 

スラブ登りも分かってきた気がする。

 

12ピッチもあったけれど、

スラブなので腕は疲れない。

その代わりに、つま先が徐々に痛む。

最後の方は、細かいカチに立ち込むたびに、激痛。

でも、このぐらいの痛みがある方がいい。

登り終えたときの安堵と達成感と幸福感。

北の大地からはるばるやってきて、

大きな壁をよじよじ登って満たされる。

 

 

いつまでも自由でありたい!!

 

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下のまちから見るモッチョム岳 

登ったライン

モッチョム岳は屋久島尾之間のまちからよく見える。

緑生い茂る屋久島の中で突然現れる露岩山。

この威風堂々たる岩山を中央から登れるなんて。

なんだか手を合わせて拝みたい。

モッチョム様、どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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世界自然遺産 西部林道

お猿さんがいっぱい。

 

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ともだちになりたい。



 

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節約のため、プロボックス泊。

 

pataさんありがとう!!

 

 

midori